平成国際大学野球部
OBインタビュー 西野一樹【公式】平成国際大学野球部

西野一樹KAZUKI NISHINOさん

interview.
有限会社ニシノ設備工業 電気工事業 経営者 2013年卒 私立埼玉栄高校出身 閲覧数: 515

組織スポーツのマネジメントは、経営者に通じる力

西野一樹
2013年卒。内野手としてプレー、3年秋〜4年秋まで主将を務めた。
卒業後、家業である建設設備工事の設計施工会社を継ぐために、同職である都内中小企業に就職。2017年4月より有限会社ニシノ設備工業に入社し、2022年11月より専務取締役就任。都内を中心にオフィスビル・集合住宅・病院等の新築・リニューアル工事の施工管理業務に従事。
学生時代で学んだこと

学生時代で学んだこと

どこでやるかではなく、何をしたかを考える学生時代であった。
体も小さく、技術も高くはない平凡な選手でした。大所帯の中でレギュラーを取るためには、誰よりも熱量を持って真摯に野球と向き合わなければ、自分より能力の高い選手に勝つことはできないと考え、取り組んでいた4年間であった。自分が描いたプロセスが実績となり、評価に値する行動となり、監督より主将(3年時)を任命された。上級生がいるなかで、チームマネジメントの核となってチーム作りをした経験は何にも代えがたい貴重な体験となった。
「ユニフォームを脱いだ後の人生のほうが圧倒的に⻑い。その時に取り組んできたことを誇れる日々を過ごしなさい。」と、監督の言葉を胸に、強豪有名校よりも自チームが一番だと皆が誇れるチームを目指し取り組んだ日々は昨日のように思える。自分の人生において学生時代が一番自信が持て、全国のどのチームよりも充実し、成長した4年間を過ごしたと胸を張る。どの環境に属そうとも、自分がどんな取り組みをしているかで、自らの価値が決まるという考えは今に通ずる。

仕事に通じていること

仕事に通じていること

「チームは自分たちで作るもの」「変化に柔軟であること」の2つは、学生時代に常日頃言われてきた言葉だ。社会に出て能力を発揮することに最も役立った自負できる。組織において主体的に行動できるか、アクシデントが起こった際に状況判断して対処できるか、修正を直ちに行えるか、社会にでてどの分野でも必要な要素だと思っている。私の仕事において、他社の各専門分野におけるプロフェッショナルな方と、一つのプロジェクトを協力して作り上げていく場面がほとんどである。関係業者間でワンチームとして現場をまとめ、施工管理していくことで発注業者の信頼獲得、自社の品質向上を醸成していく。学生時代に培った組織づくりのノウハウや経験が、現在の仕事に生きていると感じる。

学生へのメッセージ

学生へのメッセージ

学生時代の挫折を経て、努力でつかんだ結果の先にはお金で買えない報酬を経験している。この報酬子こそ、社会人で一番の財産となっている。体育会生の強みといえば挫折を経験しているということと言い切れる。努力をしても報われないこともある。これは社会においても同じことが言えるが、そこからまた立ち上がりプロセスを考えて努力を続けることができる人間は稀である。野球を通じて、物事に真摯に取り組み、向き合った先に手に入れる報酬は、社会に出ても同じ価値観を持って取り組むことができる強みとなる。
縁あって出会った仲間たちと共に協力し、部活・勉学共に4年間を誇れる学生時代を過ごして欲しい。

会社名
有限会社ニシノ設備工業
本社所在地
〒336-0043 埼玉県さいたま市南区円正寺210-3
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